突然ですが、太陽カンカンの私の住むここ沖縄。
皆さん、日焼け止めは何を使っていますか?
選ぶ基準は、SPFやPAの数字だったり、あとはウォータープルーフかどうかという感じでしょうか?
日焼け止めなので、UVの数値で選ぶのは当然のことなのですが、それ以外にも、環境に優しいのかどうかということも、意識して考えてみて欲しいのです^^
目次
日焼け止めが、サンゴを苦しめている!
本日3月5日は珊瑚の日!ということで
今日は私の大好きなサンゴについてお伝えさせてください^^
沖縄の海にも多く生息するサンゴが、減少しているということは聞いたことがありますか?
地球温暖化による水温上昇が原因で、減少してきているというのもあるのですが、一番身近なところでいうと、実は私達が使用している、日焼け止めもサンゴに悪い影響を与える1つとなっているんです。
人間でも、お肌の弱い方だと、スキンケア1つで肌荒れを起こしたりしますよね?
それと同じで、サンゴもとってもデリケートな生き物なので、日焼け止めに含まれる化学物質が、サンゴの成長や繁殖を妨げて、死を招く恐れがあるのです。
人間でも塗っただけで肌荒れする人がいるんだもの、それを吸収してしまったサンゴが苦しむのも容易に想像できますよね。
しかも、日焼け止めなどに含まれる化学物質は、一度海に流れ出ると、その付近で溜まって蓄積されていくので、流れ出たその場所の海やサンゴの生態系に、悪影響となってしまうんですね。
(ちなみにサンゴだけではなく、ウミガメやクマノミ、エビ、貝、など海に住むすべての生物に悪影響となります)
なので沖縄の海に、ケミカル系の日焼け止めを塗って入るということは、沖縄のサンゴそのものを苦しめてしまうということに繋がるんです。
実際に2016年に行われた環境省によると、国内最大のサンゴ礁と呼ばれる石垣島と西表島の間にある「石西礁湖」(せきせいしょうこ)では、少なくとも一部白化したサンゴが97%に達し、死滅しているものが56%に上っている。と調査結果がでています。
沖縄でもすでに、かつての半分以上のサンゴが亡くなっているのですよ!!
日焼け止めの販売と使用禁止の条例
沖縄だけではなく、世界のあらゆる場所で、海の生き物が悪影響を受けているので、すでにケミカルベースの日焼け止めの販売や使用を禁止したり、観光客であっても持ち込みを禁止や没収されるほど、厳しく取り締まっている国も多くあります。
この規制を聞いて、厳しすぎると思いましたか?
ですが、このくらい規制をしても、すでにカリブ海では90%のサンゴ礁が失われていると言われているんです。
このように世界各国で、日焼け止めを禁止する動きが高まっているというのに、日本・そして沖縄では、日焼け止めが海に影響を及ぼしているという認知さえ低いというのが現状なんですよね。
だからこそ、この記事を読んでくださったあなたから、身近な人に伝えて欲しいんです。
あなたが1人に伝えて、そのまた1人が次の1人へ伝えていく。
そうすることで、1人のチカラは微々たるものであっても、皆の意識や行動を変えれば、環境問題を変えられるほどの大きな変化へと繋がっていくと私は信じております^^
おススメの日焼け止め
ここまで、日焼け止めはサンゴや海に悪影響とお伝えしてきましたが、スッピンで海に入ろう!と言っているわけではなく、紫外線から身を守るということや、環境に配慮した商品を活用して欲しいと思います。
そこで、オススメしたいのが、”サンゴにやさしい日焼け止め” です。
こちらは、沖縄の環境家である呉屋ゆきのさんが開発されたもので、私も1度直接お会いして、お話を聞いたことがあるのですが、ミネラルベースでつくられている日焼け止めです。
またミネラルベースであっても、サンゴが誤って吸収できないように、粒子を大きくしていたり、バーム状でウォータープルーフになっているので、海に流れ出にくいように作られたそうです。
海に悪影響になるプラスティックを減らすため、脱プラスティックを掲げて、新しく容器もアルミ缶にリニューアルされたり、環境にもサンゴへの愛も感じられる、こだわりの詰まった商品です♡
大好き過ぎて、勝手に宣伝してしまいましたが、この商品以外にも、「リーフセーブ」「サンゴに優しい」「オーガニック」「赤ちゃんにも優しい」と記載されているものを選んでみることをオススメします^^